ライトタックルで挑む!ロックフィッシュゲームの魅力

みなさん、こんにちは。ブランドビルダーの髙橋大介です。

今回は、私が楽しんでいるライトタックルでのロックフィッシュゲームついて、ご紹介させていただきます。

 

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九州北部エリアのロックフィッシュ事情

 

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私のホームグランドである九州北部エリアでのロックフィッシュゲームは、主にアコウ(キジハタ)・アカハタ・オオモンハタ・マハタ・アラ(クエ)・アラカブ(カサゴ)などが、このゲームの主力ターゲット。

基本的にカサゴは通年狙えるが、他のハタ類は梅雨入り前後から初冬にかけてがメインシーズンとなる。 梅雨前後の水温上昇とベイトの接岸に合わるかたちでショアラインへ差して来て、冬になると深場へと落ちていくのが例年のシーズナルパターン。

 

ハタ類に関して言えば・・・夏期は、小型のサイズが主体になることが多いが数釣りが楽しめ、秋になると、次第にサイズも上がり数も型も狙えるハイシーズンとなる。そして、初冬になると数こそピークを過ぎるものの、一発ビッグサイズが狙える季節となる。

 

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実は、7~8年前までのショアからのロックフィッシュゲームと言えば、ハタ類の釣果は稀で、冬期の大型カサゴ狙いが主という感じであったが、近年は、海水温の上昇や稚魚放流の成果もあってか、サイズこそ小~中型主体なものの、一年を通して楽しめるようになった印象がある。

 

今シーズンも例年通り、梅雨入り前後頃より夏のロックフィッシュゲームがはじまったが、梅雨明け後は猛暑続きで、気温・水温共に異常なほど高かった影響もあってか、一向に本格化しない印象を受けた。

 

例年よりベイトが少ない印象で、それに伴い、ターゲットたちもショアラインに差している個体数が極端に少なかったように感じたが、秋の訪れと共に、最近ではその傾向も徐々に好転しているように感じている

 


 

ライトタックルを使用した“ライトロックフィッシュゲーム”の魅力

 

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ハタ類をターゲットに据えた“ロックフィッシュゲーム”と言えば、ガッチリとした硬いロッドでのパワーゲームを連想する方が多いのではなかろうか。

 

もちろん、私もそういったいわゆるガチンコタックルでの硬派なロックフィッシュゲームも楽しむのだが・・・御覧の通り非力で貧弱な私であるから、ライトタックルを駆使しての“ライトロックフィッシュゲーム”も同じくらい楽しんでいる。

 

「そんな非力なタックルで、強靱なロックフィッシュたちと、真面に対峙できるのか・・・?」という意見も聞こえてきそうだが、私がこのゲームをメインの一つにしているのには、ちゃんと理由がある。

 

まず筆頭すべきは、そのお手軽さ。

 

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ハイシーズンにもなると、アングラーの想像以上の近距離&シャロ―まで差してくるロックフィッシュたち。 身近な防波堤の基礎周りや、ちょっとした地磯周りを攻略するのであれば、ライトなウエイトのリグでも十分にターゲットを射程圏内に収められるし、何より老若男女問わず手軽にエントリーできる。

 

飛距離を出して、手付かずのバージンスポットを狙うのもひとつの手ではあるが・・・その飛距離の差に、釣果は比例するわけではないように感じている(もちろん、その時々のポイントの状況等による)。

 

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また、基本的に身近なショアラインから狙えるロックフィッシュは小~中型が多く、ライトタックルでも十分対応できること。

 

私の地域でのロックフィッシュ達はアベレージが25㎝前後。 30cmオーバーの個体もヒットするが、このクラスまでならライトタックルで余裕を持って楽しめるサイズだと思う。

 

35cmを越えるような大型魚も稀にヒットすることはあるが・・・その時はその時で、腕の見せどころ(笑) タックルの持つポテンシャルを存分に発揮させ対応する、スリリングな展開もまた、ライトタックルならではの魅力とも言える。

 

ただ、ライトタックルと言っても、アジングでジグヘッド単体リグをメインに扱うようなロッドは向かない。

 

ある程度の腰とパワーのあるフロートリグやキャロライナリグを扱うようなロッドが、このゲームには適している。これはターゲットとのファイトやリグのウエイトに関してのことだけではなく、根掛かりと隣合わせなボトムゲームにおいて、それを極力回避することにも繋がっている。

 

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また、軽量なリグをスローかつ繊細に操作できることも利点と言える。

 

リグのトータルウエイトが軽いことで、ボトムより上層でバイトチャンスを長くとれることや根掛かりの軽減など、ファイトやアプローチそれぞれで軽量リグの利点は存在する。

 

先行者がガチンコタックルで細かく打ち歩いた後でも、あっさりターゲットが飛び出すことが多々あることを踏まえると・・・強ちライトタックルでのアプローチもバカにはできない!と感じることができると思う。

 


 

ライトロックフィッシュゲームにおける“二つの双頭”

 

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私が楽しむライトロックフィッシュゲームでのメインリグ『BM.キール』。 いわゆる“ワーミングスタイルでのジグヘッドリグ”である。

 

ボトム周辺を主に狙うゲームなので、根掛り回避性能に特化したBM.シリーズを欠かすことができない。 なかでも、シリーズ中、最も安定した根掛かり回避性能とフォールスピードを持つ『BM.キール』は、私の中でこのゲームの基軸アイテムとなっている。

 

アプローチは、ゆったりしたリフト&フォール、ジャークで跳ね上げてからのテンションフォール、ボトムでのズル引きやシェイキングなどが有効で、こういった細かいアプローチがしやすいのもライトタックルで狙うメリットのひとつである。

 

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狙いのポイントとしては、防波堤の基礎周りや岩礁帯などがメインであるが、一見スルーしてしまいがちな砂底エリアも、藻場や岩礁が点在するようなスポットは抑えておきたい竿抜けポイント。

また、『ロックフィッシュ=ボトムにベッタリ』と言うわけではなく、メバルのように種類によっては、中層より浅いレンジにステイしている場合もある。

 

そういった場合『BM.コンタクト』でのスイミングなどが有効なケースもある。 スイミングの際は、ただ巻き(ステディーリトリーブ)だけでなく、ストップ&ゴーやロッドアクションで変化をつけることで、バイトを誘発できることがあるので、ぜひ試していただきたい。

 

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また、BM.シリーズに加え、私の中で欠かすことができないアイテムが『ショアグライダーJr.』などの小型メタルジグである。

 

同重量のリグにおいて、圧倒的な飛距離を稼げるので、広範囲を手早く探るサーチベイト的な役割に適している。

 

ちなみに、ハタ類はキラキラした光モノに好反応なことも知られており、メタルジグのキラメキはロックフィッシュにかなり効果的な印象。 私はこれに加え、テール(リア)部にブレードを装着したブレードチューンも行っている。 このブレードチューンは、ロックフィッシュ以外にもイサキやカマスなどでも高実績を上げているので、皆さんにもぜひ、試していただきたい。

 


 

最後に・・・

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ライトタックルでのロックフィッシュゲームを楽しむにあたり、一番に気をつけたいことはターゲットのランディング。

 

時に40cmを超えるようなビッグサイズが飛び出すゲームなだけに、防波堤や磯場などのフィールドに関わらず、ランディングネットは必ず携帯していただきたい。無理なファイトや抜き上げは、ロッドの破損を招くので厳禁。 大型ともなると歯も鋭く、怪我をする恐れがあるので、フィッシュグリップやプライヤーなども装備していたほうが良いだろう。

 

また、20cmほどの小型サイズが連発することが多いゲームゆえに、その資源保護にも配慮いただけると幸いである。

 

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何より、安全かつ身近なフィールドで楽しめるお手軽なゲームだからこそ、その危険に気付きにくい傾向もあるライトゲーム。

ライフジャケットやゲームベストは常着するなど、安全対策や装備は万全とし、私のように終始にこやかに楽しんでいただけると幸いである。

 


 

【使用タックルデータ】

●ロッド・・・ラグゼ宵姫EX S79MH-solid.RF[がまかつ

●リール・・・コンプレックスCi4+ 2500HGS[シマノ]

●メインライン・・・ソルティー・メイト スモールゲームPE-HG 0.3号[サンライン]

●リーダー・・・トルネード 松田スペシャル競技 ブラックストリーム 2~2.5号/150cmほど[サンライン]

●ジグヘッド・・・BM.キール #1/0-3.5~7.0gBM.キューブ #1/0-3.5~7.0gBM.コンタクト #2-2.5~5.0g[アルカジックジャパン]

●ワーム・・・藻蝦 2.0~3.0inch[ベイトブレス]、ROCK MAX 3~4inch、バグアンツ 2.0~3.0inch[エコギア]など

●メタルジグ・・・ショアグライダーJr. 5.0~10.0g/各色 + Ar.フック ショットアシストTW M~L + Ar.ブレード 各種(プロト)[アルカジックジャパン]

 

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