皆さん、こんにちは。 企画担当のコーノです。
本日は、ライトゲームファンの皆様に、近年流行の兆しを感じる新しいゲームのご提案です♪
それは・・・『ライトタックルでのチヌゲーム!!!!』
皆様もご存じの通り、チヌのルアーゲームは【チニング】の愛称で親しまれ、既に定着しているルアーゲームの一つですが、近年の目覚ましいタックルの進化に伴い、ライトゲームタックルでも“狙って捕れるターゲット”として、そのゲームが確立されました。
現在、関西の都市圏を中心に、そのスリリングなファイトと手軽さから、話題沸騰中の人気ジャンルなのです!!!!
そんな【ライトタックルでのチヌゲーム】に、最近本気で取り組んでいる弊社ブランドビルダー/豊西和典氏よりレポートを頂戴いたしました。 『今はまだまだ、ビギナーレベル。』と自負するBB豊西氏とともに、皆様も今夏より一緒にステップアップしてみませんか?
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【“投げて巻くだけ!”・・・そこに奥深さがある最新チヌゲーム!】
最近、若い仲間から「手軽な夏のライトゲーム」として教えてもらいながら楽しんでいるのが“ライトタックルでのチヌゲーム”。
そもそも「豊西さん、チヌ釣ったことあります?」という何気ない質問から私のチヌゲームは始まりました。
ソルトルアーを始める前、ドップリと磯のフカセ釣りにハマっていた私。 当然のことながらチヌを釣ったことはあったので「釣ったことあるよ!」と返答したものの、よくよく考えてみると・・・ルアーでのチヌ釣り経験は皆無。 この発言が、あとあと大きなプレッシャーとなることに-。
大阪湾のチヌゲームはナイトゲームが主流。 雨上がりなどで水が少し濁っているくらいのコンディションが理想的で、最近はそんな日を選んでポイントへ出掛けています。
自宅からポイントまでは僅か15分足らず。食後の夕涼みがてらにと気軽にチャレンジできることも、このゲームの魅力の一つです。
先月は、某雑誌取材のプラクティスも兼ねた連日釣行を行いましたが、同行の仲間たちは順調にチヌを釣りあげる中、要領がわからい私にはバイトすらない大苦戦の日々が続きました。
仲間にコツを聞いても「投げて巻くだけです。」の一言。
素直にその通りにキャストを繰り返していたつもりでしたが、【ボトムコンタクト】というチヌゲームでは当たり前に行うアプローチを知らなかった私は、その重要な要素を見落としていたのです。
しかし、連日釣行で悔しい思いを重ねていくことで見えてきたものもあります。なんとなく「こうかな?」と思える感覚を得てくると、次第に楽しさも感じられ、釣りにも余裕も出てきます。
チヌのバイトは、メバルやアジのシビアさに比べるとかなり明確です。
待望のファーストバイトは逃してしまったものの、セカンドバイトでキッチリとフッキングさせることに成功!! 初めて狙ってルアーでキャッチしたチヌに、思わず「ヤッタ!」とガッツポーズをしていました。
パワフルな引きをライトタックルで存分に味わえる、スリリングかつエキサイティングなファイト!!!!
「自分で釣った!!」という感覚でランディングした1匹には、サイズにかかわらず、熱い思いがありました。
チヌのボトムゲームの基本は、「投げて巻くだけ」という簡単なものです。 状況によって、時折ステイやシェイキングを加えたり、リフト&フォールでアピールするのも効果があります。
思いつくテクニックはいろいろ試していますが、やはり基本はボトムコンタクトさせながらのただ巻き。 一言で表すなら、仲間のアドバイス通り「投げて巻くだけ」というのが今のところの結論です。
最近は、過去の磯釣りの経験も活かした【自分なりのチヌゲーム】を確立するため、様々なアクション&アプローチを継続して思考錯誤し、色々なポイントで自分なりのチヌゲームの攻略パターンを探究する日々が続いています。
大阪湾では5~9月がチヌゲームのハイシーズン。
特にメバルのシーズンが終わる初夏からは、本当にエキサイティングなゲームが展開できます。
私のチヌゲームは、「ライトゲームからのアプローチ」ということを大前提としています。
日頃から愛用している高感度のライトゲームタックルに、ラインもPE0.4号に5~6ポンドのリーダーを直結するといったライトゲームスタイルそのままで行います。
使用するリグも【Ar.ヘッド ラウンドロック】や【Ar.ヘッド ジャックアッパー HW】など、1.0~3.5g前後のライトゲーム用ジグヘッドに2インチ前後のクローorホッグ系のワームをセットしたジグヘッドリグをメインに使用します。
大阪湾のチヌ(キビレ)のサイズは40.0cmが一つの目安なので、このサイズであればラウンドロックの強度で十分に対応できます。 また、強度的な不安でメーカーは推薦しておりませんがジャックアッパーHWも、驚くほどのフッキングレスポンスを誇るので、私はコッソリとこちらを使用することも多いです。
いずれにしても、タックルに合わせた適切なドラグ設定と、ランディングネットでのランディングを前提にゲームを展開すれば、現在の進化したライトゲームタックルでは、決して捕れない、オーバーパワーなターゲットでは無いと感じています。
ライトゲームタックルを使用したチヌゲームは、より繊細なアプローチが可能となり、そのぶん多くのバイトが得られるようになります。 20cm前後のメイタサイズから50cmオーバーの年無しサイズまでを、思う存分、手軽に楽しむことができるのです。
「基本は投げて巻くだけ」というアプローチの手軽で、誰しもが楽しめるチヌゲームですが・・・その奥に“深いゲーム性も秘めていること”。 これが、今までの経験から私が知っている【チヌ】という魚です。
今後、ライトゲームならではの様々なアプローチやフィールドが開拓されていくことで、アジの時のように、このターゲットもまた“新たなライトゲームの世界”として拡がっていくことでしょう。
ライトタックルでのターゲットが少ない夏季。今年は、是非とも“ライトタックルでのチヌゲーム”を楽しんでみてください。
ブランドビルダー 豊西 和典
【使用タックルデータ】
●ロッド・・・ライトゲーム用ロッド 7.3~7.6ft(チューブラーティップモデル) ●リール・・・スピニングリール 2004~2506
●メインライン・・・PE 0.4号 ●リーダー・・・フロロカーボン 5~6lb
【使用リグ】
●ジグヘッドリグ・・・ラウンドロック 1.5~3.0g-#4 & ジャックアッパー HW 2.0~3.5g-#7 + ワーム 2インチ前後のクローorホッグ系
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