チヌトップの夏

皆さん、こんにちは。ブランドビルダーの河野大輔です。

生温い空気に肌を差すような陽射し。

いよいよ夏だなぁと感じる昨今、もくもくと立ち上がる入道雲の様子を伺いながら、河川へ赴く日々が始まります。

近年、目覚ましい人気を誇るチニング。

中でもトップウォータープラグを駆使してのトップウォーターゲームは不動の人気ジャンルと言えるでしょう。

 

私のチヌゲームは、普段ライトゲームで使用しているタックルを流用した『ライトブリームスタイル』

キャロライナリグやフロートリグを扱うややパワーのあるタックルに、トップの場合はやや太めのナイロンリーダー(12lbほど)をセッティングしたものを使用しています。

メインラインもPE0.4号と細めですが、これで切られたこともないのでそのままで行っております。

今期発売となった小型フローティングペンシル【スアレス】は、私の中ではサーチ系プラグに位置しています。

先に挙げたタックルセッティングで、フルキャストで50~70mほどの飛距離が出せるので、バイトポイントが遠い場合や、長い距離を扇状にサーチする(流し引き)には打って付けです。

基本操作はノンストップでの連続ドックウォーク。

ボディーをやや海老反り気味に設計することで、スライド幅を抑えたチマチマとした移動距離の短いドックウォークアクションが得意で、チヌ特有のミスバイトを軽減してくれます。

既存の喰わせ系マイクロポッパー【くろポップ】と併用することで、遠近さまざまなシチュエーション、チヌの活性やアングラーとサカナとの位置関係など、多くの状況をカバーできるようになりました。

ここで私なりのアドバイス。


流し引きでは、ただ単に撃ち歩くのではなく「水中のストラクチャーの有無」や「ブレイクの位置」などを強く意識してゲームを展開しています。

チヌ はそのような地形変化の周辺を回遊していたり、そこをバイトポイントとしていたりするので、着水点から回収までのトレースコース上に『喰わせる場所』を設定して探ることが大切です。

これを意識しておかないと『足元までずっと追尾してきて結局見切られた。』なんてことになりかねません。

『魚(チヌ)が自らエサ (ルアー)を追い込んだ!!』と思わせるアプローチを心掛けることで、より多くのストライクをとれるようになると思いますので、ぜひ意識して釣りを行ってください。

 

最後に、夏のチヌは結構デリケートです。

クロダイは産卵明けのアフター期にあたり、そもそも体力が回復しきっていない個体も多く、夏枯れの高水温に晒されて体力の落ちている個体も多々見受けられます。

釣ったは良いものの逃がす際に仰向けで流れていくチヌを見るのは誰しも心苦しいと思います。

リリースを前提に釣りをされる方はなるべく迅速に優しくリリースしてあげてください。

間違っても熱々のアスファルトに直置きしないようにしてあげてくださいね。

 

【使用タックルデータ】

●ロッド・・・ハイレボリューション S83″ハイペリオン”[アルカジックジャパン]

●リール・・・セルテート LT2500S [グローブライド]

●メインライン・・・ Avani ライトゲームPE X4 0.4号-150m [バリバス]

●リーダー・・・シーバスショックリーダー 10~16lb-60cm[バリバス]

●ルアー・・・スアレス、くろポップ[アルカジックジャパン] ほか小型トップウォータープラグ

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