皆さん、こんにちは。ブランドビルダーの髙橋大介です。
今年のメバルシーズンも終盤に差し掛かってきていますが、今回は新製品【マックナー】の特徴とともに、それを活かした釣り方をレポートしたいと思います。
【マックナー】はサスペンドタイプのスモールミノーで、水面直下から30㎝程度のサブサーフェスを攻めるにはもってこいのプラグです。
ここ数年、私がメバルを狙う際に多用するのが巻かない釣りであり、そのスタイルに特化したプラグが【マックナー】
名前の由来は「巻かずに釣る」→「巻くな」→「マックナー」。
水中ではメバルが好む安定した水平姿勢でメバルにアピールできます。
極端な話、活性が高くメバルが自らベイトを追い、捕食している時期やタイミングであれば難しくないものですが、そんな良い時ばかりじゃありません。
低活性時やアフター直後のスローなメバルを狙う場合には巻かない釣り、マックナーの出番です。
例えばストラクチャーや藻際、船際などメバルが潜んでいる場所を狙う場合。
キワにスッとルアーを通しても、バイトが出ない。
そんな時も、サスペンドタイプのマックナーなら、「キワで留めて・長くアピールすることができる」ので、焦れたメバルが思わず口を使う、となるわけです。
また、水面でパチャパチャとメバルがライズしているときも。
活性は良さそうだなと思ってトップを投げてもなかなか出ない、出てもテールフックのみにかろうじてフッキングする、そんな状況。
こういう場合もマックナーを投入するとバイトの強さも増したり、しっかりとしたフッキングが得られる場合も多いです。
メバルとしては、「水面直下」というのは絶好の捕食レンジです。
アミなどの流下ベイトを捕食するにも、小魚系のベイトを追い込んで捕食するにもに、適したレンジと言えます。
高活性時には、バシャっと水面を突き上げて捕食したりもしますが、活性が下がるにつれて、この「水面下●●cm」というレンジにシビアな動きを見せるようになります。
その時々のメバルの活性に応じた水面直下の任意のレンジ、いわゆる「メバルが捕食しやすく、アングラー側にとっても食わせやすいレンジ」にスローにアプローチできるのが、マックナーなのです。
さてマックナーの使い方ですが
①キャストしてラインを潮に馴染ませる
②極々軽いトゥィッチを入れる
③カウント5～10ほどステイ（状況によってもっと長く20～25でもＯＫ）
④再びトゥィッチ → ステイ
⑤２～４の繰り返し
です。
この時、トゥィッチは大きくしすぎないことが大事。
大きくしすぎると手前に手前に寄ってきてしまい、せっかくのバイトゾーンを早く通過してしまいます。
アクションで食わせるのではなく、その後の絶妙な水平姿勢で食わせるイメージ。
あくまで「ここに何かあるとメバルに気づかせるために波紋を立てる」程度で大丈夫です。
イメージとしてはアンダー1ｇ程度のジグ単を操作する感じが近いかもしれません。
日中、近距離にメバルがいる場所で投入すると、
「マックナーに興味を示したメバルが近寄ってくる様子」
「じっとマックナーを見る様子」
「見切って反転しても再びアクション後に興味を示す様子」
「バイトの瞬間」
など観察できると思いますので、そのイメージを持って夜の本番で試して頂ければ、より効果的に使用できると思います。
そしてマックナーに限らずプラグ全般にいえることですが、バイトが出た後の即合わせは禁物です。
せっかくのバイトにも関わらず、すっぽ抜けが出やすくなってしまいますので、メバルが反転してグッとロッドに重みが伝わってから巻き合わせながらスゥィープにフッキングするのがコツになります。
注意点ですが、マックナーの浮力設定・サスペンドタイプは、海域や使用場所により海水の塩分濃度も変わります。
場合によっての浮き沈みはあり、その都度フックやスプリットリングの番手調整が必要です。
私は1番手重くして超スローシンキングにして、より深いレンジを探ることもしています。
またマックナーはその安定した水中姿勢でドリフトの釣りにも効果的。
そして「巻くなのマックナー」ですが一般的なミノー同様、巻いても十分使用できます！
パイロット的な使い方も良し、ここぞという場面で出すも良し、様々な場面で活躍してくれるマックナーですので、ルアーケースに入れておいて損はないと思います。
以上、これから梅雨時期まで楽しめるメバル、ぜひマックナーを駆使してチャレンジしてみてください。
