晩秋のロックフィッシングシーンを彩る”蒼と紅”

皆さん、こんにちは。北海道のブランドアドバイザーの野坂力也です。

 

僕の住む道東では"ウサギアイナメ"がハイシーズンを迎えています。

 

夏場に沖で過ごした個体が水温の低下と共に徐々にシャローへ接岸、スポーニング体制に入りメスは青緑へ、オスは赤い体色が濃くなり鮮やかな婚姻色に染まります。

 

このウサギアイナメを求めて道内外各地からアングラーが訪れ、有名ポイントは平日週末問わず活気で溢れます。

ここ数年でのロックフィッシングの人気の高さも伺い知れるというものです。

遠征アングラーも多い中、みなが口を揃えて言うのは『ウサギってパワーありますね』『地元のアイナメより引きます』というもの。

たしかに、ウサギアイナメの根に戻ろうとするパワーは強烈なものです。

ただそんなウサギアイナメを相手にしても、メインロッドとして使用している【インスピレーション C88XH】は全く不足なく対応してくれています。

ラインはいたずらに細い物は使用せず、PE2〜3号リーダーは25〜30lb.

ナイロンとフロロを使い分け太めのセッティングにしています。

その理由としては、ウサギアイナメは定位性が強く、よりタイトに根まわりを攻略しようとする分、根がかりがふえるためです。

そこでラインを太くし、フックをワンランク細い物を使用することで、根がかってもフックだけが伸びてリグそのものは回収出来る、という「極力ボトムにリグを置き去りにしない」工夫をしています。

バランスが良ければハイパワーロッド+太いライン+細軸のフックの組み合わせでも問題なく50UPのランカーサイズも獲る事が出来ます。

ワームに関しては、「天候」「気温又は水温」「ベイトの有無」を考慮しますが、サーチ的に使用頻度が高いのが【岩礁ウオ】

 

操作により時には魚のように、時には甲殻類のように、アプローチの仕方によっていろいろな使い分けが出来る"万能"な点が気に入っています。

また、岩礁ウオはナイトゲームでのソイ類にも使用頻度が多く、仲間内でも釣れると人気が高いです。

 

ウサギアイナメは昼行性、ソイ関係は夜行性と、「昼夜問わず様々なターゲットと楽しめる環境にあること」は、道東に住んでいてとても良かったと思える点ですが、一方で、自分なりにルールも決めています。

 

と言うのは、いくらでも釣れる道東と言えど資源は限られているという事。

 

ターゲットとしている魚はスポーニング絡みの為、1日に釣るウサギアイナメの数を3本までとリミットを決め、ひたすらにボコボコ獲るという事は控えています。

その決められた3本というリミットの中で、大型を揃えていくという事でゲーム性も格段に上がります。

これから更に気温が下がり厳しい冬を迎える。

それまで思う存分、ロックフィッシングを楽しみたいと思っていいます。

 

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