皆さん、こんにちは♪ 企画担当のコーノです。
本日は、弊社お問い合わせフォームよりご質問の多い『中通し式フロートリグと固定式フロートリグ(Fシステム)の使い分け』についてコチラでもご紹介させていただきます。
あくまでも弊社基準ではございますが、参考にしていただければ幸いです。
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【中通し式、固定式。それぞれのフロートリグシステム】
2014年11月現在、弊社が推奨しておりますフロートリグシステムには、二つの選択肢があります。
一つは【ぶっ飛びRocker】を使用した最も一般的な中通し式のフロートリグシステム。
もう一つが、弊社ブランドビルダー/藤原真一郎氏考案の【シャローフリーク】を使用した【Fシステム】という固定式フロートリグシステム(以降、Fシステム)です。
この二つのフロートリグシステムを使い分けることで、より状況にアジャストしたフロートリグをセレクトすることができます。
まず、【シャローフリーク】を使用したFシステムのリグシステムは下図の通りです。
Fシステムの大きな特徴は、PEラインの先に結ばれたリーダー本線とその端糸に、それぞれ独立してジグヘッドとフロートが組まれていることです。
この特異なリグシステムにより、以下のようなメリットが生まれます。
①.キャスト時に、フロートが先行するカタチで飛行するため、中通し式のフトートリグより飛距離が伸びる。
②.フロートがジグヘッドに干渉することを抑えることができるので、沖の表層付近でジグヘッド単体リグのようなアクションを演出できる。
③.②項同様の原理で、感度が向上し、フッキングレスポンスに長ける。
上記特徴を理解すると、一般的な中通し式のフロートリグと比べ、特に遠投&フロートリグが必須なフィールドでの優位性は非常に高く、その威力を発揮します。
しかし、【シャローフリーク】を使用したFシステムに関して述べれば、シャローフリーク本体の残浮力が低いことで、残浮力以上のウエイトのジグヘッドを使用した際にリグが沈下してしまう点や、その特異なリグシステムが他リグへ応用しづらいなどのご意見もあります。
そこで登場するのが、一般的にもポピュラーな中通し式のフロートリグシステムです。
そのメリットを【ぶっ飛びRocker】を使用した中通し式フロートリグで説明すると、
①.ウエイトキャパシティーが低いロッドでもフロートリグを使用できるサイズラインナップがある。
②.SS(スローシンキング)モデルが規格品で存在し、フロートのローテーションを簡単に行える。
③.リグシステムが、キャロライナリグやスプリットショットリグなどの他リグへ変更しやすく、様々なシチュエーションに対応しやすい。
など、【Fシステム】ではやや対応しづらい状況をカバーする役目を果たします。
また、フロート越しにジグヘッドを沈下させることができるのも中通し式の大きな特徴。フロート越しにジグヘッドをリフト&フォールさせて、藻場などのピンスポットを攻略する縦の釣りには、中通し式のフロートリグが効果的です。
つまり、可能な限りの遠投が有効的なポイントや、細かいリグ操作が必要な状況では【Fシステム】。
ピンスポットの縦の釣りを演出したい場合や、他のリグとの流用が必要なシチュエーションなどでは【中通し式のフロートリグ】をセレクトするといった見解になります。
しかし、実際はFシステムをカスタムしたり応用したりすることでカバーできるシチュエーションも増えていますし、逆に飛距離や細やかな操作性を必要としない、近~中距離でのリーリング主体の釣りなどでは、どちらのリグをセレクトしても構わないといった状況もあります。
私の場合、遠投性に優れたフロートリグが圧倒的に有利なフィールドであるゴロタなどへ出掛ける際には、始めからFシステム。
水深があるポイントでのアジングなど、現状は水面直下に反応であっても、状況によってアプローチやリグを変更する可能性がある場合は、中通し式のフロートリグ。
軽量ジグヘッドリグのような繊細なアクションがバイトを誘発する場面ではFシステム。
先端に結ぶワームをノーシンカーで使用する際は中通し式。
などなど、フィールドのシチュエーションや状況によって、どちらのフロートリグをセレクトするかを決定しております。
つまり、目の前の状況に必要な性能を発揮しやすいリグ、持ち込んだタックルで使用できる範囲のリグをセレクトすれば良いということで、これはフロートリグに限った話ではありません。
以上、簡単ではありますが、それぞれのリグ特性を理解した上で『どちらのフロートリグを組むか』、ご判断いただけると幸いです。
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