皆さん、こんにちは♪ 企画担当のコーノです。 暦は11月も半ばを過ぎ、全国的なライトゲームシーズン真っ只中な昨今です。
現状では、アジ主体の釣果があがっている地域が多いようですが、北より順にメバルの釣果報告も随分増えて参りました。
さてさて、本日は・・・大人気の【シャローフリーク】シリーズによる『Fシステム』のご紹介です。
今秋、【シャローフリーク】に新規格『F-15.0g』と【シャローフリーク Dive(ダイブ)】の合計4アイテムが仲間入りしたことで、その攻略バリエーションがさらに拡がった『Fシステム』。
今一度、おさらいの意味も踏まえて、再度この釣りをご紹介させていただきたいと思います。
【シャローフリーク】シリーズのご紹介
【シャローフリーク】シリーズは、弊社ブランドビルダー:藤原真一郎氏考案のフロートリグシステム『Fシステム』専用に開発された環付きフロートです。
2015年11月現在では、オリジナルのF(フローティング)タイプが[F-7.5g]、[F-10.5g]、[F-15.0g]の3アイテム、シンキングバージョンの【Dive(ダイブ)】シリーズが[D-8.1g]、[D-11.7g]、[D-16.6g]の3アイテム、合計6アイテムでの展開となっております。
また、当シリーズには、それぞれ異なる残浮力値の設定を行っております。これにより、本体重量だけでなく、残浮力の違いによるフロートの使い分けも可能です。
『F(エフ)システム』とは?
『Fシステム』とは、弊社ブランドビルダー:藤原真一郎氏考案の固定式フロートリグシステムです。
PEラインとリーダーを結束する際、通常ならカットしてしまうリーダー側の端糸を10~15cmほど残し、そこにシャローフリークを結びます。これにより、ロッドティップからジグヘッドまでの直線上に干渉物が無くなるので、ジグヘッドリグ同様の感度と操作性が得られます。
また、キャストの際もフロートが先行するかたちで飛ぶため、飛距離の向上にも繋がります。
このシステムにより、これまでの中通し式のフロートリグでは難しかった、より繊細なリグの演出を遥か沖のポイントでも可能にしてくれます。
【シャローフリーク】×『Fシステム』による基本アプローチ
シャローフリークを使用した『Fシステム』には、大まかに3パターンの攻略バリエーションが存在します。それぞれ、『F(フローティング)モード』、『P(パラシュート)モード』、『D(ダイブ)モード』と称されるアプローチなのですが・・・まずは、最も基本となる『Fモード』からご紹介させていただきます。
『F (フローティング)モード』とは?
『Fモード』とは、【シャローフリーク(フローティングタイプ)】に予め設定されている残浮力値未満のジグヘッドを組み合わせた状態のリグを指します。
例えば、【シャローフリーク F-10.5g】の残浮力値は0.6g。これに0.6g未満のジグヘッドを組み合わせると、シャローフリークは海面に浮いた状態となり、リーダーの長さ分の水深までしかジグヘッドを沈めることができなくなります。これにより、より水面直下のレンジに的を絞ったアプローチが誰でも簡単に可能となります。
『Fモード』での基本アプローチは、スロー~デッドスローによるただ巻きがメインです。 潮流に同調、もしくは、それよりも少しだけ早いスピードで、張らず緩めずのラインテンションをキープしながらリトリーブを行うことが大切です。
また、これにラインメンディングを兼ねたシェイクを織り交ぜて攻略します。適切なラインテンションでリトリーブを行えていればシェイクの際に、コツコツとしたフロートの反響を得ることができます。
この状態をキープしつつ、リトリーブ&シェイクで水面直下のレンジを攻略することが『Fモード』の基本アプローチとなります。
また、ただ巻きによる横移動のアプローチよりもリフト&フォールなどの上下の動きに反応が良い場合は、シェイキングリフト(シェイクアップ)⇒フリーフォールまたはテンションフォール・・・といった縦のアプローチを取り入れてみるのも効果的です。
『P(パラシュート)モード』とは?
『Pモード』とは、【シャローフリーク(フローティングタイプ)】に予め設定されている残浮力値以上のジグヘッドを組み合わせた状態のリグを指します。
例えば、【シャローフリーク F-10.5g(残浮力:0.6g)】に1.0gのジグヘッドを組み合わせた場合、シャローフリークはジグヘッドの重量負荷に耐えられず、ゆっくりと沈下を開始します。
『Pモード』は、浮力のあるフロート本体をジグヘッドの重量で相殺して沈下させるため、ジグヘッドの着底と同時にフロートの沈下もストップします。
また、システム上、残浮力値以上の重量があるジグヘッドとのコンビネーションが前提となるため、その重量のジグヘッド本来のアクションレスポンスを活かしたリグの演出がメインとなります。
ですから、遠浅のポイントでジグヘッドをボトムタッチさせつつアプローチしたい場合など、シャローでのボトム攻略を得意とするモードの一つと言えます。
また、中層攻略において、軽量ジグヘッドより、ある程度の重量があるジグヘッドのクイックなアプローチに反応が良い場合などにも重宝されるモードです。
『D(ダイブ)モード』とは?
『Dモード』とは、【シャローフリーク ダイブ】を使用した際の攻略モードです。
【シャローフリーク ダイブ】は、フロート本体が沈下するマイナス(―)浮力設定のフロートで、言わばシンキングタイプです。
『Pモード』と『Dモード』は、双方ともリグが沈下するモードですが、その決定的な違いはフロート本体に浮力があるか否かです。
『Dモード』は、フロート本体に浮力のないシャローフリーク ダイブを使用するため、フロートとジグヘッドは共に沈下してゆき、そのまま放置すると、最終的に両方ともボトムに着底します。
また、システム上、リグの沈下をフロート本体に委ねられるため、先端のジグヘッドを極力軽く設定することが可能となり、その軽量ジグヘッドの利点を生かしたアプローチが水面直下以深のレンジで演出することができます。
ボトム攻略では、フロート本体の根掛かりなどのリスクはありますが、軽量ジグヘッドの特性にバイトが集中する場合などには、非常に強い武器となります。
また、中層でのドリフト釣法や『Fモード』のアプローチそのままでレンジ攻略を可能にしたい場合などに、特に活躍してくれるモードです。
以上、簡単ではございますが、【シャローフリーク】および【シャローフリーク ダイブ】それぞれの特徴と使い分けをご紹介させていただきました。
また、これは余談なのですが・・・ジグヘッドに組み合わせるワームの種類やサイズによっても、ターゲットからの反応は変化します。
これは『Fシステム』に限った話ではないのですが・・・特にフロートリグの釣りおいては、弊社オリジナルワーム【海ゲラ 1.2インチ】のような“小さなシルエットのワーム”にのみ、顕著な反応があらわれるケースが多いのは、フィールドで実体験している事実です。
『沖の暗闇で、こんな小さなワームでターゲットにアピールできるの?』といった先入観をもたれている方も少なくないとは思いますが、百閒は一見に如かず。
自身の釣果アップのためにも、ぜひ、その威力を体験いただけると幸いです。
今なお進化を続ける『Fシステム』・・・。
このシステムを使いはじめてから、『フィールドの幅が広がった!』『竿抜けポイントで、人知れず爆釣(笑)』・・・なんていう嬉しいアングラーからの声が、全国各地より寄せられております。
まだ使用されたことのない方こそ、ぜひ!今シーズンからトライしてみてはいかがでしょうか。