皆さん、こんにちは♪ 企画担当のコーノです。
弊社が社屋を構える九州北部は連日の雨。今週は台風の影響も重なって、アングラーにはモドカシイ日々が続いております。幸い天災に値するような豪雨にはまだ見舞われておりませんが、『今年の梅雨明けはいったい何時・・・?』といった感じですね。
ライトゲームの世界でも、梅雨メバル&梅雨アジと季節的に好釣果が期待できるターゲットも多く存在していますが・・・水質が変化してしまうほどの降り過ぎはあまり良くない場合が多いです。
しかし、行かねば釣れぬのも事実(笑) 皆さんも、雨の合間を縫うように安全第一でフィールドへ出掛けてみてくださいね♪
さてさて、本日の本題。
伊豆エリアをホームグランドに活動いただいております弊社ブランドビルダー/山城剛氏にジグヘッドリグでのゴロタ攻略のコツを出筆いただきました。
水深50cm~3mほどの遠浅のゴロタを舞台に、重量級ジグ単で尺メバルを釣りまくる山城氏。年間2ケタ以上の尺メバルを安定して釣り続けるそのテクニックを、簡単ではありますがご紹介させていただきます。
●伊豆メバルのシーズナルパターン
私のホームである伊豆エリアのメバルのシーズナルパターンは、12月上~中旬頃から産卵を意識したメバルの接岸が始まりシーズンの開幕を迎えます。
それから年を跨いで2月中旬頃まで釣れ、その後、一か月ほど初期アフターで釣れづらくなり、また3月中旬頃より回復傾向のアフターメバルが釣れるようになり、春メバルシーズンが始まります。
例年、そのまま梅雨メバルへ移行し、5~7月末頃まで体力の回復したアグレッシブ&パワフルなメバルたちと熱いゲームを楽しむことができます。
●今期の春~梅雨メバルの状況
今年の5~6月は荒天が多く、釣り場に立てる日が限られたため正直苦労しました。(笑)
そんな中でも、釣行できる日はアフター&梅雨メバルゲームを楽しんでいましたが、荒天によるウネリや濁りの影響、水温の上下動、など安定した状況が少なく、居ても簡単には喰わない状況が続きました。
今年のアフターメバルは小難しいゲームを展開する日が多かった印象ですが、6月中旬頃からは天候も安定し、例年通りの梅雨メバルゲームを存分に楽しませて貰いました♪
●夜のゴロタで使用するリグについて
私がまず最初に組むリグは、【Ar.ヘッド ラウンドロック 3.0g-#4】を使用したジグヘッドリグで、このジグ単のみで釣りを成立させるゲームを好んで楽しんでおります。
ジグヘッドリグで、足元からリグの最大飛距離の範囲を網羅するように攻めていきます。
具体的には、狙いの着水点の波が持ち上がるタイミング(波高の一番高い状態)でキャストを行い、リグの着水時に波が一番低い状態(波高が低く、水面が落ち着いた状態)でリグが馴染むようにします。
着水後は、カウントダウンで水深を大まかに3分割(表層、中層、底層)し、リグをリーリングとロッドワークで波間に漂うベイトの様に、スラロームアクション(上下に山谷を描くような軌道)で操作します。
※初場所では、ファーストキャストでボトムまでのカウントダウンをはかっておくと上記のレンジが意識しやすいかと思います。
また、主に中~底層狙いの場合に多いことですが、リグ操作中に海藻や岩礁にリグが接触した時は、リグを軽く2回ほどシャクリ上げてアピールし、そのままテンションフォール(若しくはカーブフォールで)でバイトを誘います。
その他、ウネリやメバルのポジションにより、ジグヘッドリグ単体で攻略できない範囲を攻める場合は、【ぶっ飛びRockerⅡL-SS】に【Ar.ヘッド ラウンドロック 0.4~0.6g-#4】をセットしたフロートリグで、潮流のヨレや沖のブレイクラインをナチュラルに攻めていきます。
●狙いのポイント
広大な夜のゴロタ。無暗やたらにリグをキャストしていては、なかなか釣果が得られないこともあるかと思います。しかし、一見なんの変哲もないように見えるゴロタでも、意識的に変化を探せば意外と多くのポイントが存在します。
私の場合、真っ先に沖へ払い出す潮(離岸流帯)から狙います。離岸流が発生しているポイントは、そこだけ波高が低くなっていたり、海面に泡の帯ができていたりしますので、そういった変化のある場所が狙いどころです。
なかでも、沖へ払い出す離岸流の帯やその先に有る岩礁帯は一級ポイントです。
また、視覚的にも解りやすい沈み根や、ブレイクライン、海藻帯、川の流れこみ(インレット)など、僅かな変化でも良いので何か変化のあるポイントを丹念に狙うようにしています。
その他には、ワンドや岬など、小規模であっても地形的な変化がみられる場所もポイントです。
●ゴロタ釣行の際の装備や注意点について
まず、装備として絶対必須なモノは、ライフジャケット、フットウェア、ライト。
ライフジャケットは、膨張式のタイプでは無く浮力体の入ったモデルが理想的。膨張式は万が一、磯場やゴロタで水没した際にすぐに破れて機能しない恐れがありますし、水没以外でも転倒などのトラブルの際に、浮力体のクッションが怪我などを最小限に抑え身体を守ってくれます。
フットウェアに関しては、私の場合はチェストハイタイプのウェーダ―を愛用しています。靴底がスパイクピン+フェルトタイプのものであればブーツやシューズタイプでも良いと思います。
ライトは、歩行用のメインライト、トラブル対応のためのサブライトが二つ、手元だけを照らすキャップライトの3種類、計4個を常に携帯するようにしています。
最低でも歩行用のメインライト、トラブル対応のためのサブライトの二つは常備してフィールドへ入るように心掛けてください。
万が一、メインライト一つしか常備せず、夜の真っ暗なゴロタで点灯不良などのトラブルに見舞われたら・・・朝が来るのを待つことになりますので(笑)
その他、上下長袖のウェア、グローブの着用など、怪我防止のためにも身体の露出部を減らす努力は必要です。
●最後に・・・
最後に、私が日頃愛用しているタックルのデータを下記しております。地域によって必要なスペックは異なるとは思いますが、参考にしていただけると幸いです。
ブランドビルダー 山城 剛
【使用タックルデータ】
●ロッド・・・ソルティーセンセーション PSSS-84T“マークスマン” or PSSS-82T“ロッキーハンツマン”(エバーグリーン)
●リール・・・スピニングリール 2506H
●メインライン・・・PE 0.4号 ●リーダー・・・フロロカーボン 8lb
●ジグヘッドリグ・・・ラウンドロック 3.0g-#4 + 2~3インチ前後のシャッドテールワーム
●フロートリグ・・・ぶっ飛びRockerⅡ L-SS + ストップスティック S or ユニットスイベル #8 + ラウンドロック 0.4~0.6g-#4 + 海ゲラ 1.2インチ or 2~3インチ前後のシャッドテールワーム
アルカジックジャパン第5回フォトコンテスト【Light Sea Bream Photo Contest】開催中!!!!
ご応募はコチラから♪
平成27年8月30日(日)まで開催しておりますので、ぜひご応募くださいね!